天上天下唯我独尊


タイトルの「天上天下唯我独尊」ですが、本当はこれは"世の中で私が一番偉い"という意味ではない言葉だそうです。この「我」はお釈迦さん本人ではなく「我々」人類を指したもので、"天の下に生まれついた我々人類は生まれながらにして尊く、その各々に使命がある"くらいの解釈が妥当なようです。天上TENGA唯我独尊、天上天下小倉唯ちゃん(これが言いたかっただけです)。



小倉唯ちゃんはおいといて最近はめっきり暑くなりましたね。真夏の夜(淫夢じゃないよ!)特有の、エアコンの室外機から出るようなむんとした生ぬるい風を浴びていると、何か懐かしいことをふと思い出しそうな、そんな感覚が起こってきます。晩秋の肌寒い夕方にも共通する感覚です。

特にたいした思い出はなかったけれど、本当に何も考えずに毎日遊んでいた少年時代に帰りたいような、そんな気がしてきます。生まれてからずっとこの辺りに住んでいるから、近所にそんな感覚があるのかもしれません。

高校を卒業してから、高校やその最寄り駅に何度か訪れる機会がありましたが、先に述べた感覚はありませんでした。少年時代とは違い、余計なことばかり考えていたら過ぎていた3年間を懐かしくは思わないのかもしれない。今そのことに対して悲しい気持ちもなく、「ああ、そんなものか」と割り切れてしまう。

浪人時代に勉強に励むことに限らず、気の置けない友人と語らったり、素敵な恋でもすれば、大学生になって予備校の周りを歩いた時に、同じようなノスタルジーに包まれるような、そんな気がしました。